芸術鑑賞会
2024年11月26日(火)、本学舎 講堂にて「芸術鑑賞会」を実施しました。毎年1回、様々な芸術文化に触れることを目的として中高合同で芸術鑑賞を行っています。今年は、「狂言」を鑑賞しました。
最初に「狂言の楽しみ方」、「ワークショップ」、「本日の演目『柿山伏』と『附子』のあらすじと見どころ」を紹介していただきました。
ワークショップでは、狂言師の方に舞台上で、「笑い」や「泣く」の感情表現の演じ方を、具体的な仕草や声のトーンを交えて実演してくださいました。その中でなぜ狂言では大げさな表現をするのか、その背景にある歴史的な理由や、観客を惹きつけるための工夫についても詳しく解説していただきました。
生徒たちは、その場で所作を真似ながら表情や仕草を練習しました。お互いの演技を見て笑い合い、活気あふれる雰囲気となりました。
鑑賞前は、狂言を身近に感じていた生徒は少なかったかもしれません。しかし、実際に観劇してみると、「柿山伏」のコミカルなやり取りや「附子」の滑稽な場面に、講堂全体が包まれ、楽しい時間を過ごすことができました。特に、「柿山伏」で畑主が山伏をからかう場面や、「附子」の使用人のコミカルな掛け合いは印象的でした。
今回の鑑賞を通して、昔の人々の生活の中にあったユーモアや皮肉を、巧みに演じる狂言の面白さを知ることができました。
■茂山千五郎家 公式Webサイト
公式WebサイトのURLは、 https://kyotokyogen.com 。