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2024年度 第78回生 入学式

2024年4月10日(水)、講堂にて第78回生 入学式を挙行しました。

学校長 式辞(抜粋):

お一人おひとりを共に学ぶ新たな仲間として、暖かく迎えたいと思います。新入生の皆さんが今抱いている希望や新鮮な気持ちをいつまでも持ち続け、学校生活を送って欲しいと思います。

「自分が他の人の役に立った時」は最も幸せを感じる時です。皆さんも、これまでに他者を助けたことがあったはずです。感謝されるか、されないかは別にして、他の人を救うことは自分を救うことに繋がっていることはわかるでしょう。
ささやかでも誰かが喜ぶことを自分から積極的に始めていくと、その喜びは広がっていきます。優しさや笑顔は一見弱そうであっても、その中に強さが秘められています。本校は笑顔で互いに優しくしあう学校です。「和顔愛語」という校訓を私はそのように理解して生活しています。

さて、3月26日に多くの新入生の皆さんに講堂に集まっていただきました。先生が、きちんと隙間のできないように詰めて座るように誘導していました。保護者の方と生徒の皆さんは、講堂の真ん中にコンパクトに座っておられました。「好きなところに座ってください」と案内すれば、バラバラで広い範囲に座られることになると思います。言い換えると広くゆったりと座るのが当たり前。隣に人がいるストレスがない座席の座り方が自然だということです。
学校では効率的な学びを目指すゆえに、「まとまって座りなさい」と指導するケースがあります。不自然でストレスフルで窮屈だと感じることもあるでしょう。しかし、皆さんにはぜひ「まとまって話を聞こう」と誰かが声を掛けられる集団になって欲しいと思っています。
78回生は、だれ一人取り残さずに共に学ぼうと自ら思う集団であって欲しいと私は願うのです。

私のように年をとっている者も、皆さんのように若い方も、進歩してより良いものを手にしたいと望むことに違いはありません。そのためには「志」を立てる必要があります。ぜひ今、立ててみてください。どうですか?

「志」を現実のものにするためには、
「真剣にやること」
「素直にやること」
「一緒に成長する仲間とやること」
が大切だと私は考えています。

私たち教員は生徒一人ひとりをこの神戸龍谷高校で共に学ぶ仲間だと思っています。

私たちと共に、
「真剣に志に向かいましょう」
「素直な行動で学びましょう」
「一緒に成長しましょう」

保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。
お子様は、これから自立の道を歩むことになります。遅々とした歩みかもしれません、近道を行かないかもしれません。しかし、しばらくは見守ってあげてください。

自ら考え、自ら決めることを繰り返す中で、たくましい若者に育つことは、保護者の皆様と職員が共に願うことです。保護者の皆様の思いや期待に応え、安全で安心な学校生活が送れるよう、お子様の教育にまい進してまいります。

令和6年4月10日
成徳学園神戸龍谷高等学校長 山﨑眞一郎

[当日の様子]