高2 龍谷総合コースの課題探究Ⅱの授業でグループで探究活動に取り組んでいる生徒が、桃山学院大学・読売新聞社が主催となって行われたこのコンテストに参加し、SDGsを通して未来の神戸のまちづくりプランを考え、読売新聞大阪本社賞を受賞しました。

参加は3日間に及び、1日目は「BE　KOBE」の開発担当者から神戸市のウォーターフロントにおける取り組みを聞き、桃山学院大学経済学部教授の授業を受け、さらにウォーターフロント事業の取り組みの1つであるatoaの調査を行いました。
2日目は一流企業であるNECの方から貴重なお話をいただき、グループディスカッションを通して、他校生との交流を深めました。そして、3日目には桃山学院大学で、自分たちが提案する神戸ウォーターフロントでの新しい事業を発表しました。

今回提案した「SHINKO　BEAUTIFUL」はウォーターフロントに海中×旅館をつくるというアイデアです。今、神戸の街の人口減少率は全国2位と危機的な状況にあります。それを改善するためにはこの神戸の街に雇用を創出すること、そしてコロナで痛手を受けた観光業を復活させる必要があります。

そのために、外国の方が求める日本の”和”に注目して、ホテルではなく旅館を提案し、おそらく世界初となる海中に旅館をつくるという発想にいたりました。旅館名はウォーターフロントの場所である新港町(SHINKO)とSDGs14番目の目標である「海の豊かさを守ろう」から神戸の海をきれいなもの(BEAUTIFUL)へという思いから「SHINKO　BEAUTIFUL」となりました。

2つの単語の語尾と語頭をとると「KOBE」になること、また旅館の形を神戸市のシンボルにして、その内側を水族館にすることなど、斬新なアイデアが大きく評価されました。今回のコンテストへの参加によって神戸市の抱える問題や取り組みをたくさん知ることができました。今後の探究活動につなげう充実した機会となりました。

[発表の様子]