2025年度 中学第21期生・高校第79回生 入学式
2025年4月9日(水)、中学(午後)と 高校(午前)の入学式を挙行しました。
- 『学校は、先生と生徒が創り上げるコミュニティ』
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学校長式辞(高校抜粋):
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
みなさんのこれまでの努力を讃えるとともに、心から歓迎の意を表します。職員、在校生一同は、皆さんと共に学べることを楽しみにしており、お一人おひとりを共に学ぶ新たな仲間として、暖かく迎えたいと思います。
是非、新入生の皆さんが今抱いている、希望や新鮮な気持ちをいつまでも持ち続け、
「夢を見つけ」、「その芽を育て」、「葉を茂らせ」、「天に向かって伸び続ける」
そのような学校生活を送って欲しいと思います。さて、新入生の皆さん、皆さんにとってこれから始まる高校生活は、まるで冒険のようなものです。この冒険の鍵となる言葉として、今日は「遊ぶように学ぶ」という言葉を皆さんにお伝えしたいと思います。
「遊ぶように学ぶ」とは、一見すると学ぶことと遊ぶことは対極にあるように感じるかもしれませんが、実はその本質はとても似ています。遊びは自らの興味から始まり、創造力や工夫を伴いながら展開されるものです。同じように、学びも自ら興味を持ち、主体的に考え、試行錯誤を繰り返す中で深まっていくものなのです。この学校では、皆さんが主体的に学ぶ力を育むことを目指しています。そしてその過程では、教職員が皆さんとともに考え、悩み、挑戦する存在であることを忘れないでください。私たち教職員は、授業や部活動などを通じて、皆さんの可能性を引き出すお手伝いをし、互いに刺激を受けながら学び合う関係を大切にしていきたいと考えています。学校という場は、先生と生徒がともに創り上げるコミュニティであり、その協働こそが価値ある高校生活を実現する原動力となるのです。
もちろん、学びには苦しい時もあります。思ったように成果が出ない時、自分の力不足を感じる時――そんな時こそ、自分自身の心の中にある「遊び心」を思い出してください。遊び心は、新しい視点を与え、困難を乗り越える力強いエネルギーを与えてくれるはずです。
最後になりましたが、本日この場にご臨席賜りました保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。新入生の皆さんがのびのびと成長し、楽しく学べる環境を築くためには、学校と家庭が力を合わせることが大切です。
これから始まる高校生活を、教職員、保護者の皆様、そして新入生の皆さん自身が一体となってつくり上げていく――そんな協力の中で得られる価値を、私たちと共に感じていただければと思います。令和7年4月9日
成徳学園神戸龍谷中学校高等学校長 山﨑眞一郎
[当日の様子]











