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中学校社会科 春の遠足 ~五色塚古墳から明石天文台へ

□五色塚古墳
11月に開催予定だった社会科主催の遠足が3月20日に行われました。急遽の開催だったので少人数でしたが、楽しく過ごせました。

昼に山陽霞ヶ丘駅に集合、五色塚古墳に向かいました。現地立つと、交通の要衝であることが実感でき、この地域の重要性が理解できました。事務所で展示品を見たり、説明を聞いたりしました。古墳の黒い石は古代からの石である事を聞き、古墳の見方が少し改まりました。

□明石天文台
続いて、明石天文台へ電車に乗って移動しました。山陽人丸前駅には子午線が引かれており、なんとなく気持ちが高揚していました。

駅を降りて、天文台に向かう途中、一ノ谷で戦った馬を埋めた馬塚があったり、明石藩主が徳川家ゆかりの松平家である事を知ったりできて、明石が歴史的に重要な地域であったことがわかりました。

天文台では中の展示で惑星や天文学を、14階の展望台から明石の地理を学習したあと、日本最古のプラネタリウムを見ながらまったりとした時間を過ごし、春の遠足を終わりました。

□春の遠足の感想
・明石市立天文科学館にある顔ハメ看板のところで、みんなで写真を撮ったことが一番印象に残っています。
・明石の古墳を見て、初めて古墳を見たのでとてもワクワクしました。五色塚古墳の隣にあったチロルチョコような方墳が、何かが気になりました。また、来年もあったら行きたいです。
・科学館で見たプラネタリウムは、一面に輝く星がとてもきれいで感動しました。すばらしい思い出ができました。
・先生が意外にも元気でびっくりしました。明石の子午線のタワーを上まで友達と競争してしんどかったです。プラネタリウムがきれいでした。
・古墳や明石の町などについて楽しく学ぶことができてよかったです。

□春の遠足のオマケ
明石天文台のすぐ北側に柿本神社があります。ここは柿本人麻呂を祀った神社です。山陽人丸前駅の「人丸」は「人麻呂」が訛ったものとされています。歌聖とも呼ばれたので歌道の神の信仰をうけ、そこから学業成就の神、「ひとまる」から「火とまる」や「ひと(う)まる(人生まれる)」と解し、安産の神や防火の神としての信仰も集めている。


「あしびきの やまどりのをのしだりをの ながながしよを ひとりかもねむ」

□遠足を行って
新型コロナ騒動がなければ11月に開催だった今回のイベントでした。昨年、神戸市立博物館を訪問して、味を占めた我々は有志の形で兵庫県を巡ることにしました。

現地に行ってみると、知られざる歴史があったり地理を把握したりと思った以上に興味深いものとなりました。我々だけでなく、生徒たちも学校の歴史の授業で触れられない細かな歴史を感じてもらえるとより楽しい会になるなぁと、思っております。