74回生高2 龍谷総合コース プレゼンテーション大会
2021年12月14日(火)、高校2年生龍谷総合コースの「課題探究Ⅱ」という授業でプレゼンテーション大会を行いました。
課題探究の授業は「総合的な探究の時間」が必修となるのに先駆けて龍谷総合コース独自の科目として、2018年度に新たに開始し、1年時では協働して課題に取り組む方法や表現の仕方を学びました。今回は2年生としてのテーマ探究の総決算として、1年生へのプレゼンテーションを行いました。
○「福祉」分野の発表。多くの一年生を前に緊張気味ですが…
「里親制度と養子縁組について発表します。」
高校生からすればなかなか実感の湧かないテーマですが、社会的な「福祉」を実現する方法として興味を抱き、アンケートなどの調査も行って自らの考察を行いました。探究していく中で「里親に対する寄付制度」を見つけ、これなら「自分たち高校生でも行動を起こすことが出来る」と一年生に発信しました。
〇「ディベート」の発表。テーマは「大学の授業料を無償化すべきか」。
彼ら自身にとっても直接関わる問題に対し、賛成派・反対派に分かれて討論を行いました。賛成派の中には「家庭環境の壁に縛られることのない進学が可能になる」という意見があり、反対派には「どこからその費用を捻出するのか」といった現実的な意見も見られ、今後の進学に対して自分なりの考えを深めていることが伺われました。
こうした多様な発表を行う中で、「正解のない問題」に対して現在の自分・将来の自分がどのように貢献できるのか、彼ら自身の今後のあり方も見直す契機になったのではないでしょうか。
発表内容(抜粋)
【プレゼンテーション】
・福祉分野
「医療崩壊について」
「少子超高齢化社会の到来と医療における問題」
「社会的養育の子どもの人数を減らすには」
「児童虐待はなぜ未然に防げないのか?」
「障がい者スポーツと社会への進出」
「労働保険における問題点」
「老老介護の問題と増加の阻止」
「少子高齢化によるこれからの介護問題」
「オンライン化が進む背景での福祉」
「医療包括ケアシステムを広めるためには?」
「心の病・学校に来づらいと思う人に対応する機関」
・国際分野
「食生活と飢餓の関わり」
「ジェンダーレスファッション」
「地球温暖化と電気自動車」
「心の不可侵領域」
「女性専用車両について」
「経済成長すれば貧困率は下がるのか」
・自然科学分野
「生分解性プラスチック」
「空気砲」
「ダイラタンシー」
「密度成層」
・現代社会分野
「食品ロス」
「児童売春」
「海洋プラスチックゴミ」
「いじめの現状」
「ネットトラブル」
・地域経済分野
「川探検」
「姫路城」
「牛乳プラスチック」
「玉ねぎ」
「化粧水」
「神戸の飲食店の状況」
【ディベート】
「日本はレジ袋を有償にすべきか」
「スマホは生活を豊かにしているか」
「大学の授業料を無償化にすべきか」
「レストランは食べ残しに罰金を取るべきか」
「日本は二酸化炭素に対して課税すべきか」
「AIは社会にとって良い影響を与えているのか」