2019年度 第2回リガ文化学校生徒受け入れプログラム報告
2019年4月15日~21日にかけ、神戸市と姉妹都市提携しているラトビア、リガ市の「リガ文化学校」より高校生3名、副校長1名、日本語教員1名を本校にお迎えし、交流を行いました。
1日目
全校生徒とリガからの生徒達の対面式が本校講堂で行われました。筝曲部による琴演奏披露の後、本校生徒による神戸市及び神戸龍谷高校についてのプレゼン、続いてリガの生徒によるラトビア、ラトビア文化、学校生活また、日本の学校とリガの学校制度の違いについてのプレゼンをしてもらいました。大変興味深く、また本校生徒にとって日本とは異なる文化を知ることができるとてもいい機会だったと思います。
2日目
本格的に各教室へ入り、本校生徒と同様に授業を受けてもらいました。リガの生徒からラトビアとは違う日本の教育スタイルはとても興味深いと感想をもらいました。午後からは王子動物園を訪問。元園長の説明を受けながら楽しく園内を回りました。王子動物園には、阪神淡路大震災の際、傷ついた人々の心を癒すためと、リガから象の「ズゼ」が送られ、今でも元気に暮らしております。リガと神戸の友好的な歴史に触れることのできた瞬間でした。
3日目
水曜日は本校の宗教行事の一環である礼拝の日です。新入生が入り全校生徒揃っての今年度初めて礼拝の日でした。宗教の先生からご法話をいただき、「お釈迦さまは夢をかなえてくれる存在ではなく、自分たちの真実を導いてくれる方なのだ」という教えを日本語及び英語でいただきました。午前授業を受けた後、茶道部と共に茶道体験をしてもらいました。部員たちは英語を使って分かりやすく茶道のHow toを伝え、お茶立てなど楽しんで体験していただきました。体験後、羽子板、けん玉、かごめかごめなど日本の伝統的な遊びで盛り上がり、笑顔の絶えない一日になりました。
4日目
午前中の授業の後、新港島クリーンセンター及び人と未来防災センターを訪問しました。この企画は、本校の「課題研究」の一環として、グローバル文系2年生の選抜された生徒も参加しました。環境問題と直結しているごみ処理の問題、防災・減災に関する事実と基礎知識をそれぞれ専属のガイドのもとで学びました。英語によるガイドもあり、国際的なテーマはやはり英語力が必要であることも再確認しました。
5日目
学校生活最終日、HRクラスとの皆とお別れです。各クラスで簡単なお別れ会が行われ、生徒たちは本当にいい経験ができたと大変喜んでいました。その後、本校校長先生との懇親会が開かれました。生徒たちは少し緊張した面持ちでしたが和やかなムードのもと意義のある時間を過ごすことができました。
そしていよいよ本校生徒3名と大阪にあるラトビア領事館へ。そこでは領事館を見学させていただくとともに、領事また関係の方々からラトビアに関する貴重なお話を聞かせていただきました。それぞれの生徒たちの目が輝いていたことがとても印象的でした。
ラトビアの皆様には神戸や学校について多く知って頂き、また日本文化にたくさん触れて頂けた一週間だったと思います。また本校生徒も受け入れクラスなどリガの生徒と関わったすべての生徒たちが、世界について、異文化について考えることのできた有意義な一週間であったと思います。
[リガ文化学校との交流記録]