高校1年生グローバル理系コース 大学研究室訪問
2018年7月20日、高校1年生特進グローバル理系コースの生徒は、龍谷大学 瀬田キャンパスへ研究室訪問に行ってきました。
龍谷大学の構内を見学した後に、機械システム工学科、環境ソリューション工学科、物質化学科、数理情報学科の4つグループに分かれ、先端の研究に触れてきました。
見学グループの感想紹介(一部)
・機械システム工学科
モーメントとひずみの関係についての実験を行いました。ガリレオ・ガリレイの予想していた内容を実際にやってみることで、その予想が正しいのか、正しくないのかを考えるというものでした。
少し難しい実験だったけど、自分で作成したグラフと実験後の詳しい説明で理解できたのでよかったです。今回の訪問で、研究が楽しいものだということもわかりました。
・環境ソリューション工学科
今回の訪問で、大学に向けての興味と展望が広がったように思えます。キャンパス内の雰囲気もよく、学生さんや先生方も非常に好意的に接して下さり、十分に楽しめました。今までは、大学生活ははっきりとした印象のないものでしたが、学生さんからどのように日々過ごしているかを聞くことができ、そこから自分の学生生活を想像することで、具体的な将来性をもつことができました。
研究室訪問で、同位体や生態分布などの実験について話を聞きました。その中でももっとも興味深かったのは「環境DNA」の話です。他にも様々なことを知ることができて、この大学訪問はとても良い経験になりました。
・物質化学科
今回の講義で、1番印象に残ったことは、ハスの葉とバラの花びらの突起物の違いで、水滴が表面張力で丸くなる、その水がどのようにして、流れたり、その場にとどまったりするのか、その仕組みを知ることができてよかったです。また、太陽エネルギーを効率よく利用することなど難しい点がたくさんありましたが、身近なものが、科学と関係していることがわかったので今度自分でも探してみようと思いました。
・数理情報学科
今回の訪問で、大学が身近に感じることができたかなと思います。将来仕事をする上で、コンピューターの技術は欠かせないものと考えています。なので数理情報学科を訪問しました。
興味深いことだらけで、とても面白かったです。これからの進路を考える上で良い経験になりました。
今回ご協力いただいた研究室
・機械システム工学科
辻上研究室、田原研究室
研究紹介テーマ: 先端材料力学 -複合材料からバイオメカニクスまで-
研究キーワード: 繊維強化複合材料,カーボン繊維,CFRP,テキスタイル
骨の力学解析,人工関節,骨固定術,模擬骨,模擬臓器
・環境ソリューション工学科
丸山 敦 研究室
研究紹介テーマ: 琵琶湖の魚の生態が環境DNAや同位体比の分析で明らかに!
分断された森に住むアカネズミの遺伝的多様性は大丈夫か?
研究キーワード: DNA,同位体
ラボ体験: 自分の毛髪の同位体比を測り、食生活を推定する。
(外国人や過去の日本人との比較)
・物質化学科
・和田 隆博 研究室
研究紹介テーマ: 物質化学の知識を用いてエネルギー問題や環境問題の解決を目指す~太陽電池・圧電材料など~
研究キーワード: 太陽エネルギー,太陽電池,圧電材料
・内田 欣吾 研究室
研究紹介テーマ: 光で色の変わるフォトクロミック分子システム(※光に応答する分子システム)
研究キーワード: 光応答分子,生物模倣,超撥水性,超親水性,結晶,液晶
・数理情報学科
高橋 隆史 研究室
研究紹介テーマ: 自ら学ぶコンピュータ — 人工知能(AI),機械学習,画像認識の最先端 —
研究キーワード: 人工知能,深層学習,ニューラルネットワーク,画像認識,画像生成
山岸 義和 研究室
研究紹介テーマ: シンプルな素材を対象に幾何学研究に取り組む~三角錐・正12面体などを実際に製作、確認してみる。
[当日の様子]